雲取山の一等三角点

 奥多摩小屋が施設老朽化のため 2019.3.31で閉鎖されるので、その前に是非もう一度!!とソロキャンプで雲取山を登ってきました。

奥多摩小屋でソロキャンプ

 雲取山の奥多摩小屋は鴨沢から徒歩5時間ほどで、雲取山登頂をツメる手前にあります。キャンプ指定地にもなっているので、テントを張ってから空身で頂上をピストンするのに都合の良い立地です。石尾根の稜線上にあるので解放感は抜群です。
 登頂当日はガスっていて近くの山さえ見えませんでした。残念でしたがもう一つの目的であった、山頂の一等三角点と原三角測点の確認はしっかりやってきました。
 夜は星空が見えなかった代わりに、ヌエ(トラツグミ)のさえずりや「ブヒブヒーン」いうイノシシの雄叫びを聞くことができました。 (2018.9.28)
石尾根からの眺め
石尾根。七ツ石山に鷹ノ巣山が連なって見えます。
ダンシングツリー
これが雲取山登山名物、噂のダンシングツリー。
雲取山頂の一等三角点
山頂はガスで展望はゼロ。一等三角点の標石が3つも並んでいました。
雲取山頂の原三角測點
原三角測點である台形の標石に明治十五年十二月内務省地理局とあります。
雲取山頂の避難小屋
頂上の避難小屋もガスで霞んでいます。
奥多摩小屋でキャンプ
奥多摩小屋の横でキャンプ収めです。

「原三角測點」の解説板より

 全国に設置されている三角点は、わが国の測量の基準として利用されるばかりでなく、地殻変動を知る手がかりとしても重要な役割を果たしています。
 わが国における本格的な三角測量は、明治の初期に当時の内務省地理局によって始められました。この雲取山にある「原三角測點」は、現在の形の一等三角点が設置される前、明治16年(1883年)に埋設された測量標識で、測量の歴史上貴重なものです。
 平成10年6月 建設省国土地理院


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